障害者に冷たい県政、変えなければ

自営業者の集まりに参加した。以前から顔見知りのAさんに久しぶりに再会したが、随分痩せていて、呼吸が苦しそうだったので、在宅酸素療法でもされているのですか?と尋ねると、肺気腫で家では酸素療法をしているそうです。身体障害者の3級をもらっているがなにもいいことがない。今日は酸素無しで参加したが、かなり苦しいと話された。
Aさんは小さなスーパーを経営していたが、こんな体では仕事ができなくなり、やめたそうです。医療費は高いし、酸素の機械の電気代は1日200円かかる。国民年金では生活できず、同居の娘の援助を受けて暮らしている。この先、自分が生きる意味がなにもない。生きただけ娘の負担が増えるだけだと、つらそうな表情で話された。
岡山県は障害者の医療に本当に冷たい。隣の広島県でも3級までは無料だし、富山県では6級まで無料だと聞いた。「Aさん一緒に運動していきましょう。障害者が安心して生活できるように。」と、励ますことしかできなかった。障害者に優しい県政に変えなければと、切実に思う。