死因トップの癌

後援会員の案内でニュースを届けている方を訪問。60歳代の主人が出てきた。痩せて、気力がない。「病気かなあ」と思った。
「40年間看護師をしていました。」と切り出すと、少し、目が動いた。「お元気ですか?」の一言で、ほとばしるようにはなし始めた。「乖離性大動脈の手術から肺癌が見つかり、左肺癌の手術、その後、右肺癌手術、それから、大腸癌手術。体重は8キロ減少したが、今は小康状態。」と話は尽きない。
癌の治療の経済的負担の重さにふれると、言葉なしに、静かにうなずく。自営業らしい。仕事はもうできないのでは。この家庭はこれからどうなるのか。
 癌は日本では死因のトップ。癌患者が直面している苦難の解決を政治の課題だと痛感した。