岡山平野の地震災害について。

5月17日、理科大学の地震災害の専門家である西村教授の講演を聞きました。
地盤の強度について、重力を利用した測定器を使って、県下3000ケ所余りの調査がされていて、、岡山平野の地盤の状態がシュミレーションされています。
過去の地震災害で被害の大きかった地域と、今回の調査で、地盤が軟弱な地域は合致していて興味深い研究結果でした。地下の岩盤の状態で、地震波の力が屈曲して集中して伝わっていくメカニズムも理解でき、地盤の状態を把握しておくことの重要性が再認識されました。岡山県の防災計画策定では総務省の基準に従った方法で、外注のコンサルタント業者が実施されているようで、西村先生の話では、「コンサルタント業者の地質の調査はボーリングなので、数も少なく正確な把握はできないのでは」とのお話でした。先生の調査結果をぜひ、県の防災計画に生かしていきたいです。