身近な方が次々に癌に

高齢社会が進む中、癌は、もはや慢性疾患と言われています。今までは「早期発見、早期治療」と言われ、健診などで早期がんが発見されれば、ラッキーとばかり外科的治療や、放射線治療、また抗がん剤などの化学療法が行われてきました。しかし、その治療の苦痛や後遺症のリスクなどを考えれば、本当にどうすることが一番ベターなのか考えてしまいます。癌は治療しないほうが、苦痛も少なく、結果的に延命できているという本も出回り、医療界に一石を投じています。
最近、身近な知人がまた癌になりました。他人事ではなく、自分だったらどうするのか、今、考えています。最近お会いした78歳の女性は夫を肝臓がんで亡くされ現在独居生活をされています。彼女は最近、肺がんと診断されたそうですが、自覚症状もなく、主治医からも積極的な治療を勧められないし、上手に付き合っていきますと言われました。まさしく高齢者の癌は慢性疾患なのでしょう。