80歳のパワーに脱帽。

先日相談の依頼があり、自宅を訪問した。借家で1人住まいの80歳の女性だ。以前お会いしたことがあるが、数年ぶりの訪問だ。月20万の年金で家賃5万円、慎ましく暮らしておられた。1人息子は夫婦で教員をして、別居生活。その息子25歳の孫のことが相談内容だ。大学も出たが、ニート状態。息子夫婦も疎ましく思ってか、また、東京の大学に行かせている。しかし、この3月末には帰ってくる。Eさんは、近隣に増えた空き家の1つを購入し、孫と2人で暮らすことを考えている。家賃の5万をローンの返済にあて、食事もしっかり作ってやりたい。その家の名義も孫にして、肉体労働でもいい、孫も働いて一緒に家を買おうと思う。孫もそうすれば、仕事をする目的と自立心が生まれるのではないか、この考えをどう思うかとの相談であった。まずは本人の意思と、息子夫婦の思いも聞き、提案されたらどうかと答えた。あと20年は孫のためにも生きて頑張りたいと、意欲満々。目標を持った高齢者は元気だ。