小規模デイサービス訪問でびっくり
昨日は、林じゅん市議と一緒に、中区にある小規模デイサービスを13件ばかり地図を頼りに訪問し、来月からの介護報酬引き下げ問題で懇談しました。
車も入りにくそうな細い路地の中で古い空き家を活用して、見落としそうな小さな看板で、高齢者3人と、障碍者1人が暗い部屋でボーと椅子に座っている。オーナーは不在。また、古い田舎やをそのまま活用し、畳もズワズワで、その上に絨毯を引き、奥の8畳と、6畳の畳の座敷に大きな炬燵をおいて、その周りで高齢者が全員お昼寝している異様な感じ、そこもオーナーは不在。ある事業所を訪問すると、平井のサンホームに入居されていたSさんが利用されていた。どこで暮らしているのか尋ねたら、ここの介護者のMさんの家で世話になっていると言う。しかし、オーナーらしき男性に尋ねると、Sさんはこの近くで1人暮らしをされていると言う。話が食い違う。介護現場で今何が起こっているのか、びっくりするような実態だ。4月からこうした小規模デイサービスは介護報酬が10%近く減収となる。高齢者の人権や尊厳が守られるのか疑問だ。
県議会が閉会しました。
今期、最後の岡山県議会が本日閉会しました。今議会で反対討論に立ったのは日本共産党の森脇県議のみであり、特に教育長の任命同意について反対したのはわが党だけでした。これは、昨年6月に成立した「地方教育行政の組織及び運営に関する法律の一部を改正する法律」のねらいは、国の方針と首長の考えにもとづいて「教育の大綱」を決めさせ、教育委員会をそれに従わせるというところにあります。首長の政治的考えをより反映しやすくするため、これまでの教育委員長はなくし、首長が任命する教育長がトップとなります。今安倍内閣は国内法を変えて戦争できる国づくりをぶれずに、この道しかないと突き進もうとしています。そのためには教育から変えようとしているわけで、わが党しか問題意識を持っていない県議会ではまったく国のいいなりになってしまいます。4月の県議選は絶対に負けられません。
春雨の中、訪問活動で介護問題深刻
3月9日、1日中、激しい雨の中でしたが、地域の後援会の方と、地域訪問しました。坂の多い、高台の住宅地、訪問すると、60歳前後の若い妻が脳梗塞の夫を抱えて、自宅で介護中。3ケ月ごとに病院を追い出され、転々としたあげく、自宅で介護されていました。病院は冷たいと涙ぐみ、思いを訴えられました。次のお宅でも夫の介護、少し行くと母親の介護と、介護問題で話が弾みます。胃ろうを作った母親、病院に入院中だが、毎日部屋代が3000円かかる。もう2年間も入院している。母親の年金でなんとか支払っているが、ギリギリの状態。なんとかならないかとの相談も受けた。介護問題を抱えた方がこんなにも多いのかとびっくり。国は介護保険制度の改悪や、介護報酬の引き下げなど、国民の要求を無視して進めようとしています。県民の介護の切実な声を届ける議員として、2期目めざしてがんばろうと、決意を新たにしました。